赤羽川カヌーツーリング (2004/8/13)

あかばがわ 三重県紀伊長島町
駐車場 START 橋の右岸下流側に4台程度
GOAL 民宿前の駐車場に駐車させてもらったような気がする
トイレ なし?
買い出し 付近になし?
温泉 きいながしま古里温泉(500円) 狭いけど、肌はつるつるに。
鹿の湯温泉
シーサイドホテル望月ゆーゆー館
有久寺温泉
ひとこと 水量には不満があるが、水質は抜群。
害獣を牽制するため(?)の銃声が耳障り。

5.2km  2.5‰
 三重県南部には水質のいい川がたくさん存在する。ただし、揃いも揃って水量はイマイチで、通常はライニングダウンが何度も必要になる場合が多い。赤羽川もそんな河川のうちのひとつである。

 赤羽川の上流には、7km先の宮川ダム(標高293m)でせき止められた水を使った宮川第一発電所(標高156m)がある。「赤羽川」に「宮川発電所」というのに違和感があるが、この水が赤羽川に流れ込んでいるのかと思いきや、さらに8km先の海辺まで導水管によって運ばれて、再度発電に利用されているのだ。宮川の水は、なんかえらいことになってる。

 さて、スタートは、なんとか橋の左岸側下流から。 ツーリングは松井さんと二人。
 600m先で三戸川が合流するが、それまでは水量は乏しい。わずか600mの間に4回ほどライニングダウンした。それ以降も水量が豊富なわけではなく、ライニングは必要だ。ザラ瀬でなぜか松井さんが沈脱。最近静水ロールを完璧に修得した松井さんであるが、水深もなかったのでロールは無理だったようだ。
 赤羽川は前記の通り、水質は素晴らしいのだが、魚影は薄い。4cm以下のハゼ科の魚をたまに見かけるくらいで、鮎やウグイなどは皆無。酸が流れてきたりしているのかも。でもそのおかげで、釣り師がいないことがありがたい。また、行程の中間地点あたりまでは、川遊びしている人もいなかった。きれいな淵もあったのだが、ここを独占して泳げたことが嬉しかった。
 中間を過ぎると、大勢が集う河原が現れる。移動式のかき氷屋も河原に入り込んできて商売をしているほどだ。
 ザラ瀬をポーテージすると、リスタート地点のすぐ目の前に左岸から枝が垂れ下がり、ストレーナーとなっている箇所があった。ゆるく右カーブになっている。私はいつも通り天才的なパドリングでかわす事ができたが、松井さんは私の呪いが通じて、正面からぶつかってくれた。一瞬、枝の束を両手で抱きかかえたようにも見えたが、そんなことで助かるわけもなく、沈脱。ロールを覚えた松井さんを2沈脱させるとは、赤羽川あなどり難し。
 橋をくぐった先にブロックが入っている箇所がある。川を横断しているわけではないが、カヌーが通れるほどの水路幅がないので、ライニングダウン。

 全体を通して危険な個所は特にない。ストレーナーにしても、膝程度の水量とこの程度の水勢であれば危険性はないと思う。
 増水時であれば、ココ以外にも、危ない感じにテトラポッドが入っているところがあったので、要注意。

 カワセミ1羽。