ひだかがわ | 和歌山県中津村〜川辺町 |
リアルタイム水位 | 川辺 |
駐車場 | START 河原に10台程度 GOAL 道路脇に5台程度。少し離れたところにも10台以上。 |
トイレ | 道の駅 |
買い出し | 道の駅 |
温泉 | かわべ温泉・きさくの湯(600円) あやめ温泉・鳴滝(500円) 露天の柵から外を見ようとすると道路が丸見えなので、迂闊に覗くのは危険。 |
ひとこと | 初心者に最適な川。 |
8.0km 2.6‰ |
なぜだかよく分からないが、この川には憧れがあって、思い続けて3年目でやっと漕ぎに来ることができた。今年の初漕ぎであり、中古で買ったスタビーの初乗りでもある。前日にイラク戦争が始まったが、暦の上では今日から春。もうじっとしていることはできないのだ。
ゴールのゆりの瀬に自転車を置き、スタート地点・瀧本のダム下に移動。すると、女性パドラーの2名連れと鉢合わせになった。女性2名だけのパーティというのも初めてだが、話を聞いてみると、私と同じ加古川からやってきたという。すげー偶然である。カナダへスキーに行ったときに知人に会った時にも驚いたが、それに次ぐ『なんという偶然ランキング』堂々の2位に食い込む出来事であった。
同じツーリング区間なので、3人で一緒に下ることにした。彼女たちはセッションとEZに乗っており、かなりの腕前かと思われたが、二人ともロールは怪しいらしい。私とそれほど変わらないようだ。仮に両名の名前をIさんとFさんとしておこう。
Fさんは、私の車に貼ってあるステッカー「SAVE THE RIVER NAGARAGAWA」を、「セーブ・ザ・リバー・ナイアガラ」と読んだ強者である。
川は大減水。まずまずの透明度があるが、日高川に10回以上来ているIさんによれば、そのうちでも最も水量が少ないらしい。岩や河原の濡れ跡からすると、50cm以上水位は低いようであったので、ザラ瀬があるたびに、藻掻き苦しむ羽目に陥った。
一箇所、右への分流が垂れ下がった木の枝に突入しているところがあり、初心者は要注意。
瀞場とザラ瀬を繰り返し、1時間後に道の駅に着いた。その下の河原で昼食休憩。トイレを拝借し、また漕ぎ出す。
相変わらずゆったりとした流れであり、さらに向かい風が吹いてきてちょっと辛くなってきた。ようやく瀬らしい瀬が現れても、入り口が浅く、加速をつけることができない。まったくの迫力不足であった。
途中、道路の下にある巨大なスズメバチの巣をIさんに教えてもらった。うーむ、あれがかの有名なスズメバチの巣か・・・と、うなってしまう。
もう一度休憩をとり、さらにゴールを目指す。
瀞場に完全に飽きた頃、ようやくゆりの瀬に到着。ここでは、50cm程度の素直なウェーブが5つほど立っていた。私はそこでサーフィンに挑戦。いままでは艇長が長く、うまく波に入ることができなかったのだが、2.2mのスタビーならできるはず・・・との考えは甘かった。やっぱり腕の問題のようだ。いや、波が小さかったから、ということにしておこう。
ゴール後は、Iさんの車でスタート地点まで運んでもらった。艇も自転車も私も。お陰で、のろのろ自転車地獄は今回はナシ。
温泉は、ゆりの瀬にある「かわべ温泉・きさくの湯(600円)」ではなく、上流の「あやめ温泉・鳴滝(500円)」に寄った。設備の設計に不満ありかな。
ちなみに、上級者ならこの温泉の付近の日高川でも漕げるらしく今後の候補に入れておくことにした。
(おわり)