小田川〜肱川カヌーツーリング (2007/5/2)

おだがわ(?)〜ひじかわ 愛媛県喜多郡内子町〜大洲市
流域内人口密度 93人/平方キロ (肱川水系)
リアルタイム水位 坊屋敷 ツーリング当日は0.57m
駐車場 START 橋の上流左岸側から進入可 4WDならいくらでも
STARTの下流1kmの右岸道路沿い 10台
GOAL 4WDなら10台
トイレ なし
買い出し 周辺では無理?
温泉 小藪温泉(500円) 有形文化財指定の重厚な建物
足を伸ばして道後温泉というのもス・テ・キ
ひとこと 低難易度&堰もない清流で、お手軽に漕ぐことができる
6.0km  1.8‰

 肱川は四万十川と源流を同じくして山の反対側に流れる川である。その川の支流の小田川をメインに下った。
 四万十川が最後の清流と言われるほどの実力値を失ってしまった今、常日頃からこの肱川に最後の望みを託してみるしかないのではないか、バンッ、と机を勢いよく叩いてみたりしていたのだ。
 小田川はカヌーで下るには十分な水量を持っており、渓谷部を抜けてはいるものの、傾斜はゆるやかなため危険なトラップがある可能性が低く、堰もない。
5km程度の距離にしたかったので、 奈良野〜大成橋の6kmとした。うち4kmは小田川である。

漕ぐ前に川を見下ろしたときには結構澄んでいるようにも見えたが、よく見れば、ただ水深がないだけという感じを受けた。しかし、この川にもヤマセミがいたので、清流には違いない。清流なんだけど、四万十川の後継者となりうるかというと、力不足の感は否めない。

出発してすぐに石を並べただけの堰堤のようなものがある。左端に十分な切れ目があるので、そこから漕ぎ抜けられた。(左写真)
 一キロも漕ぐと、平野部からちょっとした渓谷部に入る。この区間も両岸に道路が通っており、ほぼ全域にわたって事前に下見が可能であった。渓谷はさほど深いわけでもなく、ただ山間部を抜ける、といった表現の方が適しているかも。
 事前の下調べ通りたいした変化もなく、ゆったりと流れていく。道路を走る車の音が聞こえないところがいい。一カ所垂れ下がった枝が邪魔なところがあったが、それほど問題にはならないはず。

 肱川本流との合流以降は、若干濁りの度合いが強くなる。
 このあと道路の護岸に流れが当たる左カーブの瀬があるが、それとて一級レベル。余裕である。

 この川は水量は大丈夫そうだし、堰が少ないのがいい。もっと長距離を漕ぎたければ、肱川本流でも小田川でも結構融通がききそう。
 私はもう漕がないと思いますけどね (^^;

(おわり)