かつらがわ | 京都府亀岡市 | |
流域内人口密度 | 1335人/平方キロ (淀川水系) | |
リアルタイム水量 | 新町 ツーリング当日は-2.32m | |
駐車場 | START いくらでも(本文参照) GOAL いくらでも |
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トイレ | STARTのグラウンド | |
買い出し | 国道9号沿いにスーパー・コンビニ | |
温泉 | なし | |
ひとこと | カヌーデビューに最適 | 月読橋〜保津橋手前 5.1km 2.2‰ |
この区間、 カロッツェリアのカーナビでは、「大堰川」であるが、国土地理院の地図では「桂川」と表記されている。だから、「桂川」と呼ぶ方が一般的なのであろうが、人によっては「大堰川」と呼んだりもする、というところである。
ちなみに、保津峡下りでおなじみの「保津川」は、普通の地図にはその表記がなく、保津峡あたりを指す俗称であるようだ。
でもって、下流で木津川や琵琶湖から流れ出る瀬田川と合流して淀川となる河川である。
STARTは月読橋の左岸側。市営の3面の野球グラウンドが目印。グラウンドの駐車場は17:00で施錠され、グラウンドから河原へ下りる道も同時刻に施錠される。回送がそれより遅くなる可能性があるなら、鎖の手前の邪魔にならないところに車を置くしかないが、その場合の駐車台数は3〜5台が限度となる。
漕ぎだしてしばらくは野鳥の声が賑やかで、とくにカラスが絶え間なく騒いでいる。川岸では甲羅干し中の亀が慌てて水に飛び込む。流れは穏やか。
普段漕いでる川より幅があり、久々に大河の雰囲気。河原も広く、その先の堤防にところどころ桜が植えられているが、川面からは少々遠い。折角の満開もこれではありがたみが薄い。
水質は、冬期に二度下見をしたときよりも悪く、せいぜい1m下が見通せる程度か。オフシーズンに作った水深測定器を試す気にもなれない。
ツーリング後半になると、右岸側に街が近づいてきているのが見えるようになり、カラスもいなくなった。正面の山を越えた向こうにある京都市もジワジワ近づいてきていることになる。
風景は堤防を散策する人が見える程度で、車が見えず、なかなかにいい。
水量が-2.4mくらいで通年安定しており、4カ所くらいあるザラ瀬でカヌーの底を擦る程度の水量。それ以上のレベルの瀬はなく、万人に易しい。水質はややマイナスポイントであるが、ビール片手ののんびりツーリングには向いていると思う。
ただ、区間全域にわたって川に細いヒモが渡されていて、キラキラがぶら下がっている。これは鮎を鵜から守るためのものだと思われ、したがってシーズンには鮎釣りがとても盛んに行われていることが予想される。漕ぐなら5月までですかね。
自転車回送でスタート近くまで戻ったとき、トンビではない猛禽類がカラスを攻撃しているのを見かけた。トンビはいつもカラスにいじめられてばかりなので、兄弟がその仕返しをしているように感じた。トンビ自身ももっと猛禽類の誇りを胸に、カラスと対等に戦える戦闘力を身につけて欲しいものだ。やられっぱなしではなく、時には発憤してもらいたい。
京阪神エリアのカヌーデビューに適した川といえば木津川(笠置〜)が最もポピュラーな存在だと思うが、私が連れて行くなら桂川にしたいと思う。難易度は同等だけど雰囲気はこちらが上。結構気に入った。
残念なのは瀞場がないこと。基本的な漕ぎ方を教えづらいということはありそうな気がするけど。
(おわり)