けたがわ | 静岡県浜松市 |
流域内人口密度 | 141人/平方キロ (天竜川水系) |
リアルタイム水位 | 犬居 |
駐車場 | 久里崎橋下流右岸 いくらでも。4WDが好ましい。 福祉センター いくらでも停められたと思うが、詳細は忘れた。 秋葉神社がキャンプ地として一般的で、一人200円だが、駐車は無料で、いくらでも。 ドクターロック いくらでも。4WDが好ましい。 気田川橋上流左岸 いくらでも。 |
トイレ | 秋葉神社。 福祉センターには、ツーリング中に立ち寄りづらい。 |
買い出し | 天竜か春野の町で |
温泉 | 温泉ではないが、福祉センターで入浴可。 |
ひとこと | 清流で知られるが、個人的にはあと一歩。 やたら曲がっている川なので、初心者はコーナー外側の岩に押しつけられやすい。 2012年5月現在、2011年の水害のため多数の改修工事が行われており、犬居の水位計も故障中。 |
気田〜気田川橋 24.0km 3.8‰ |
気田川は清流として知られる、天竜川の支流だ。
金曜日、仕事を定時で終えたあと、作業着のままで、東大阪でうじさん、奈良で月座さんを拾って、3人で気田川に向かった。集合場所である秋葉神社の到着は、午前2時半。テントを張っていると、先着していたでくさんが目を覚ましたので、しばしビールで歓談し、眠りに就いた。
翌朝、集合時間の10時を少し回ったあたりで、全員が集まり、ゴール地点に移動。春野町役場の川を挟んだ向かいに福祉センターがあり、この前の河原がゴールだ。そして、数台の車を回送用に残し、スタート地点へ。平木の辺りである。
この日の私の艇は、ちょっとゴージャス。シャンデリアを吊す18金メッキのチェーンで装飾を施してあるのだ。叶姉妹あたりが100万円で譲ってくれ、と言ってくるかもしれない。艇のカラーリングが派手なせいで、あまり目立たないのが残念である。まいろさんからは「恥ずかしいから私には近づかないで!」と繰り返し警告を受けた。この良さが分からないようだ。
この日のツーリングは11人くらい。経験の浅いメンバーもいるので、久しぶりに、カウテールというレスキューアイテムを携行した。
川は、やや増水気味で、濁っていた。ただ、気田川では濁るといっても泥水になることはなく、白濁するだけなので、イヤな感じはない。
漕いでみると、まあいつも通りの気田川であった。頻繁に現れる直角カーブと、その内側にできるエディに気を付ければ、それでいい。あまり大きな瀬はない。が、一人が沈脱。下流にいた私は、流れた艇をカウテールで確保した。沈脱者も足が立つところに達し、艇を確保した。つまり、艇を引っ張り合う形になり、私も身動きがとれなくなり、水深50cmしかないところで沈脱してしまった。実は、カウテールを使うのが久しぶりだったので、私は使い方を間違えていたのだ。詳しくは省略するが、とにかく久しぶりの沈脱である。むむむ。
ゴールしたあと、福祉センターへ入浴に行った。春野町民以外は500円。温泉ではなく、露天もないのだが、シャンプー等も置いてあり、きれいなところであった。ここを、町民はなんとタダで使うことができるのだ。消耗品付きなのに。しかも、無料と思われる送迎バスまで運行している。ちょっとすごい。こんな行政サービスこそが、住民に喜ばれるものなのではないだろうか。使い道のない箱モノなんか造ってる場合やないで、政治家さんよぉ。
風呂から戻ってきて、この河原でキャンプ。流木がめちゃめちゃ豊富な河原である。鍋やらダッチオーブンやらに下鼓をうった。
翌日は、一人が帰って、1匹と4人くらいが合流した。差し引き、たぶん14人+犬一匹。犬はレトリバー系のメスで、春ちゃんという。新婚ホヤホヤの春ちゃんは水が大好きで、車から出ると、いきなり川に飛び込み、はしゃいでいた。でも川下りをするには少々大きいので、この日のゴールでご主人様を待つことになっているのだ。
この日のツーリングは、ドクターロックまで。前日同様に、川は急カーブを繰り返す。この日の沈脱は2名。ぷうさんが沈し、泳いでいるところを、私はすぐ傍から写真に撮ったのだが、「早く助けてくれ〜」と、お叱りを受けた
(^^ゞ 沈とは別に、パドルを流してしまったのが、約一名。秋葉神社の500m上流の右カーブが、その現場である。パドルはエディに捕まっていたようであり、でくさんがそれを回収し、事なきを得たのであった。
そして秋葉神社を通過。いつもはここからスタートか、ここでゴールとするので、上陸せずに通過するのは初めてだ。なんだか変な気分であるが、先を急ぐ。
この日の水質はいくらかは回復しているのかもしれないが、水深1.5mで左写真の程度である。
ゴールの手前、ここを曲がればゴールが見える、という地点に、ストレートな瀬がある。波はここが一番大きかったように思う。
で、ゴール。この日見かけたカワセミは1羽。
気田川のツーリングでは、たいてい、浜松の焼鳥屋「のっぽ」の大将に参加して頂いており、いつも美味しいもてなしをして下さる。この日は、昼食抜きでゴールまで行ったのだが、大将のおでんをいただくためだったのだ。いつもいつも、有り難うございます。
15時に気田川を離れ、奈良・東大阪で人と荷物を下ろし、加古川へたどり着いたのが午前0時過ぎ。いやー、参った。
土日だけで気田川まで行くのは大変だわ。
(おわり)