小川〜北川カヌーツーリング (2007/4/30)

おがわ〜きたかわ 大分県臼杵群北川町
リアルタイム水位 祝子
駐車場 START 市棚駅の前にある橋の下に数台
STARTの2km下流の橋上流左岸 5台?
GOAL 4WDのみ河原進入可 いくらでも
トイレ
買い出し 北川駅周辺にスーパーがありそう
温泉 祝子川温泉(500円)
ひとこと 初心者にはいいかもしれないが、個人的には退屈なだけの川
10.4km  1.1‰
 一緒に漕ぐことが多いメンバーが、この日は和歌山の小川を漕いでいる。そして私は大分の小川。西日本の小川二点責めで、小川は我らの掌中にあり!ということにしてしまうのだ。
 この川はあまり書籍等に紹介されていない。小川から漕ぎだして、北川との合流部を挟んで10km程度漕ごうと思っていたので、区間は市棚〜長井大橋とした。地形図で調べると、合流手前に堰堤が一カ所。道路からも見えるもので、ポーテージは容易っぽい。下見をしているときに、ファルトを2艇並べてキャンプしている方がいた。パドラーにはちょっとは知られた川のようだ。
 天気が昼から時々雨の予報なので、昼には撤収を完了させるべく、AM8:00スタートという離れ業をやってのけた。
 漕ぎ出してすぐ水の透明度に目を奪われた。「おおぉぉぉ。九州にもこんな川があったとは・・・。」
 若干青味がかった澄んだ水で、他の川で例えるなら和歌山県の日置川が近いように思う。山間を蛇行する風景といい、穏やかな川相といい、ここは九州の日置川である、と言ってしまおう。
 日置川であるから、瀬と呼べるようなものはなく、ひたすらパドルを動かしていなければ風に上流へ押し戻されてしまいそうな香りが漂う。ソロツーリングだと話し相手もいないし、すごく退屈であった。
 さらには、実はこの日、体調が最悪であったのだ。数日前から喉の痛みはあったのだが、この日は咳が出るし頭も重い。カヌーどころではないのが本音だが、わざわざ九州まできたのに体を休めている訳にはいかない。そこへきてこのつらいツーリング。なんで10kmもの距離をとってしまったのか、自分の判断が恨めしかった。水質の良さには1kmで飽き、カワセミとヤマセミの競演もあまり興奮が長続きしない。水量不足によるライニングダウンも面倒くさい。 
 堰に到着した際には、ここで上陸してしまおうかとも考えた。この堰は右側からポーテージしたけど、左端から艇を下りずに漕ぎ下ることも可能に見えた。
 ここからしばらく行くと北川との合流点だ。特に感慨もなく、頭痛と闘いながら必死でゴールを目指した。
 JRをくぐって最初の橋の手前でゴール。

 疲労感で一杯の中自転車でスタート地点へ引き返す。雨が降り出す前にと思うと気が急く。スタートの少し下流、川が環状になっているところで道路はトンネルになる。自転車や歩行者用の歩道は併設されておらず、いつのまにか旧道(峠越えのルート)に導かれてしまった。あきらめてそちらを登っていったが、看板も何もない分岐点で間違えてしまい、ずいぶん遠回りをさせられた。実に腹立たしい (-_-)凸

 結局回送を終えたのが13:30。昼食も摂っていないことを考えれば、かなり遅くなったといえる。

 このあと、一大観光スポットとなった「九重"夢"大橋」を目指した。悪寒に震えながら辿り着いては見たものの、この時期は受付が16:30までとなっており、10分遅れで渡ることができなかった。ちなみに通行料500円と駐車料金300円が必要なのだ。さらに、この日は小雨模様であったが、傘を差しての橋の通行は禁止されており、「カッパをご利用ください。カッパは売店にあります。」だってさ (-_-)
 十津川の吊り橋に比べればかなりしっかり造られていて、桁違いの安心感がありそう。十津川の吊り橋の方がドキドキできて日本一に相応しい感じがした。

(おわり)