こがわ | 和歌山県古座川町 |
リアルタイム水位 | 直見 |
駐車場 | START 滝ノ拝観光用駐車場に15台位。川へはそこから岩場を下りていく。 GOAL 詳細は忘れた。 古座川合流点左岸 いくらでも。 |
トイレ | 滝ノ拝 古座川合流点 |
買い出し | 古座町の町にスーパーあり。 |
温泉 | 月の瀬温泉(400円) |
ひとこと | 適度な瀬があり、水がきれいで、景観抜群。 トイレが設置されていないところでのキャンプは禁止されているので、注意。 鮎釣りの時期には、古座川町漁協がカヌーの自粛を求めており、避けた方が無難。 一方、河口の古座町では、タクシーにカヌー運搬用キャリアを設置するなど、カヌーに理解があるんですけどね。 また、携帯電話はDocomo以外使えなかった。 |
滝ノ拝〜中崎 11.9km 4.2‰ |
前日に古座川を漕ぎ、今日はその支流の小川である。
水質は赤木川に肩を並べるほどにすばらしい。
滝ノ拝(たきのはい)という観光スポットからのスタート。落差8mの滝があり、その下は岩盤を無理矢理削るようにして川は流れていく。
岩場を伝って慎重に艇を下ろし、艇に乗って滝壺へ向かってみる。落水が起こす風が心地よかった。マイナスイオンも満開であろう。
漕ぎ下っていくと、最初のうちは岩の回廊を進むことになる。切り立った渓谷の中を漕ぐことはあっても、回廊は初めて。見事なものである。
2級までの瀬をいくつか越えると、柿太郎まわりに差し掛かる。
柿太郎まわりとは七不思議伝説のひとつであるが、どこの七不思議なのか、どんな伝説があるのかはさっぱり分からない。古座川町のサイトにも紹介されていない。確かに無駄にも思える流れ方をしており、奇妙な川筋をしている。
柿太郎まわりの入り口と出口では140mしか離れておらず、標高差は12m。でも川沿いに進めば4.1kmあるのだ。この4.1kmもの間、なんと一切の人工物が目に入らないスペシャルエリアなのだ。つまり、トラブルが起きても脱出が困難なので、カヌーのオフシーズンにソロで漕ぐときは、特に慎重になる必要がある。
「次の瀬越えたら、一旦休憩しようか」と月座さんと話していると、先頭を行く松井さんが岩に引っかかった。ここでは右カーブの瀬を抜けたあと、岩を避けてさらに右へ大きく進路変更しなければならないのだが、左にある岩の間を抜けようとして失敗し、沈脱。昨日と同じく、休憩ポイントの直前に沈脱を見ることができた。
この日も、多くのパドラーに出会った。この休憩中に通過していったグループには、5歳くらいの男の子も含まれていた。彼は松井さんが引っかかった左の岩の間をすり抜けたのだ。松井さんの胸中は、さぞ複雑であったことだろう。
前日に古座川で見かけたグループもいて、「あっ、昨日のビールサーバー積んだ人や。」という声も聞こえた。
柿太郎まわりを過ぎると、また少し瀬が大きくなってきた。
ザラ瀬の出口にある岩にたけちゃんが張り付く。川の中を歩いていって、たけちゃんが乗ったままの艇を剥がしたが、水舟になっていたので、バランスを崩し、沈脱。
水量がなかったから良かったものの、スプレーが外れた時点で逃げ出さないと、人の脱出が困難になって、やばかったんじゃないかなぁ・・・
洞窟があった。その底辺は水面よりも高く、カヌーで通過することはできないのだが、かつては平常水位でもココを水が通過するくらいの水量があったことを物語っている(と思う)。
んで、16:30にゴール。11:45スタートで、正味漕行3時間。平均4km/hは昨日と同じ。古座川との合流まで漕ぐには、さらに1時間掛かることになる。我々のペースでは、それはちょっと大変かな。