古座川カヌーツーリング (2003/5/3)

こがわ 和歌山県古座川町
リアルタイム水位 相瀬
駐車場 START 滝ノ拝観光用駐車場に15台位。川へはそこから岩場を下りていく。
GOAL 詳細は忘れた。
古座川合流点左岸 いくらでも。
トイレ 一枚岩
古座川合流点
買い出し 古座町の町にスーパーあり。
温泉 月の瀬温泉(400円)
ひとこと トイレが設置されていないところでのキャンプは禁止されているので、注意。
鮎釣りの時期には、古座川町漁協がカヌーの自粛を求めており、避けた方が無難。
一方、河口の古座町では、タクシーにカヌー運搬用キャリアを設置するなど、カヌーに理解があるんですけどね。
また、携帯電話はDocomo以外使えなかった。
一枚岩〜高瀬  9.9km 1.1‰

 この川は、カヌーができる川としては、本州最南端に位置する。アクセスは難しく、紀伊半島の真ん中を南下して赤木川を遡るルートを選択すると、最後にとんでもない山道のドライブを2時間も強いられ、古座川にたどり着いた頃には精神的に廃人になってしまうのだ。地元の方も毎年何名か車で転落しているらしいし・・・
 名古屋経由・大阪経由共に、太平洋周りで行った方が無難なはず。

 古座川は、カヌーを始めて間もない頃に一度漕いだことがあり、今回が2回目。前回の記憶は、「やたらトンボが多い、のんびりした川」というもので、ほかはあまり記憶には残っていない。なお、このトンボはハグロトンボだと思うが、絶滅危惧種に指定されている。

 スタートは一枚岩からが一般的。広くはないが、駐車スペースがあり、トイレもある。
 この一枚岩は、高さ100m・横500mもの大きさがあるらしく、確かに圧倒される。これを下から見上げながら、一枚岩をペタペタ触りつつ、出艇した。メンバーは月座・松井・田畑・福田・たけちゃん・ゴンの6名。月座艇にはビールサーバーがくくりつけてある。
 スタートしてまもなく、国道がトンネルに入る。最近できた「相瀬トンネル」で、名前から推測すると、対になった瀬がある可能性があった。が、傾斜の緩やかな川なので、警戒比率は5%程度にして川を下っていった。途中の河原で休憩していたグループがこっちを見て、「あ、ビールサーバー積んでるよ!」と言うのが聞こえる。
 我々もそろそろ休憩。右曲がりのザラ瀬を越えたところで休憩をしようとしたら、その瀬の下の瀞場で何故か一人が沈。「油断した」とは本人の弁であるが、どれだけ油断しても沈は難しいような箇所であり、一同首をかしげつつ、カメラを手にした。
 この河原で1時間休憩して、再出発。しばらく漕ぐと、トンネルの出口が見えた。「あー、相瀬トンネル!」我々はまだトンネル1本分を漕いだに過ぎないことを、月座さんが発見した。まだまだ先は長い。
 けど、話は飛んで、小川との合流地点。小川から合流してくる水は、古座川のものより澄んでいて、ここでロール練習している20人ほどのグループがいた。60歳くらいの方もロールを教えている。「アレを見ると、オレもまだまだ若いんや」と松井さんが自信を深めた。ただし、ロールは・・・
 この合流部の河原でキャンプをできれば楽なのだが、この河原は、小川を100m遡った橋より下流部ではキャンプが禁止されている。「飲料水になるんだから、トイレのないところでキャンプすんじゃねーよ」という事になっているらしい。この他の河原でも、トイレのないところではキャンプが禁止されていた。
 我々のゴールは、もうひとつ下の高瀬橋の上流。水道からは水が出ないけど、トイレはある。ここでキャンプなのだ。

 5kmほど下流のスーパーで水を汲ませてもらい、月の瀬温泉(400円)に入って、翌日に備えた。
 明日は小川である。
 「相瀬」の正体は不明のままであったが、この10kmの区間中で2級の瀬が一箇所だけあった。

(おわり)