むぎがわ | 岐阜県山県市 (木曽川水系長良川支流) |
流域内人口密度 | 322人/平方キロ (木曽川水系) |
リアルタイム水量 | 谷口 ツーリング当日は-0.43m |
駐車場 | START 5台 車高が高ければさらに4台 GOAL いくらでも |
トイレ | GOAL下流3kmの親水公園。区間内にはなし。 |
買い出し | GOAL下流5kmにコンビニ |
温泉 | 武芸川温泉 600円 |
ひとこと | 大きな瀬もなく清流を楽しめるが、距離をとることができない |
佐野〜中洞 4.5km 5.3‰ |
堰が多い川で、地形図を確認したところ最も堰と堰の間隔が広かったのが、青波〜の5kmで、この区間内で漕ぐことにした。
が、堰の下1kmはカヌーを担いで川に入れる箇所がなく、佐野あたりをスタートに決めた。水質が思っていた以上に良く、難易度の高い瀬もなさそう。4km弱しか漕げないのは勿体なかったので、堰をひとつ越えた中洞をゴールとした。
スタートの駐車スペースは道路脇にあるが、車高が高ければスロープを下りてもうちょっと川に近づける。最低地上高16cmのエアウェイブでは車を腹を擦ったので断念。道路とスロープの境目が急角度なのだ。
スタートしたらすぐに川が二股に分かれるので、これは左側を選択。右に行けば観光ヤナがあり、シーズンオフでもその残骸があるかもしれないので。
それを過ぎると直線区間になる。ここを右岸道路から見下ろしたときには澄んだ流れに嬉しくなったが、川から見ると味気ない護岸でちょっと残念。
突き当たりを右に曲がった辺りに瀬がある。大きなものではないが、大日大聖不動明王がある旧道から見下ろせるので、水質を堪能する意味でも、事前に確認しておいて損はない。
区間内のザラ瀬ではない瀬といえば、ここを含めて二カ所だけ。5‰を越える勾配が信じがたく、漕いだ感覚としては2.5‰くらいのレベルでしかない。
このあとは両岸に木が茂るいい風景に変わる。水深のあるところでは、水面下4mでも底を見通せそうなくらいのレベル。田んぼから戻ってきた泥水が入り込んできているのも見かけたが、にもかかわらずこの水質はすごい。南紀の河川と勘違いしてしまいそうだ。
川が右岸道路に再び近づく辺りで静水練習していたカヤッカーがいた。ロールなんかして冷たくないか尋ねたところ、そうでもないですよ、とのこと。寒冷地仕様ではない私にはとても真似できない。
ちなみにこの辺りは水栓バルブ発祥の地であるらしい。そんなものに本当に発祥の地があるのか謎である。
この先にある堰は、左岸側からライニングダウンが可能。
この堰を越えると、急に水が濁った。堰の横で学校の建て替え工事(?)をしていたので、その影響かもしれない。さらにその先には、川岸で犬をシャンプーしている人がいた。そのまま川に垂れ流すんだろうなぁ。やなカンジ。
次の橋の下でゴール。
堰の上流でゴールの方が気分がいいが、車を放置できる場所が堰の直前にはないため、仕方ない。
近くにある板取川との比較では、水質は同等で、風景はこちらが上。瀬のレベルはこちらが低く、漕げる距離が短い。嗜好の問題であるが、武儀・板取のどちらかを漕ぐとなれば、まずは板取。それに飽きたら武儀、の順番かな。