長良川カヌーツーリング (01/11/23〜24)

ながらがわ 岐阜県美濃市〜岐阜市
流域内人口密度 418人/平方キロ (木曽川水系長良川)
リアルタイム水位 美濃
駐車場 美濃橋 いくらでも
鮎の瀬 いくらでも
藍川橋 いくらでも
千鳥橋 いくらでも
トイレ 美濃橋脇右岸側
鮎の瀬右岸側 ホテルの北西方向に
千鳥橋下流右岸側 仮設トイレ
買い出し R156沿いに店舗多数
温泉 武芸川温泉ゆとりの湯
美濃橋〜千鳥橋 16.1km 2.2‰ ひとこと 魚道をやり過ごせば、初心者も可。
テトラは必ず下見の上、賢明な判断を。

 今回は、ツーリング指向のパドラーにとっては、本州では一番格が高いとさてれいると思われる長良川である。

 一日目のメンバーは、でく・SANO・まいろ・月座・うじ・ゴンの6名。ゴール予定の鮎の瀬に集合し、美濃橋へ移動し、スタート。

 この日の長良川は、滅茶苦茶きれいであった。過去15回ほど漕いだことがあるが、今までで一番の水質である。翌日のゴールである千鳥橋まで、ずーーーっと川底が見えたままであった。やっぱり長良川は清流だったんだ、と思わざるを得ない。

 漕ぎ始めて1.5kmのところに、魚道の瀬がある。区間中、一番波が高い箇所である。全員で下るコースを下見し、各自がルートをイメージし、無事に下りきった。この日の水温は、わずかに10℃。誰も沈しなくて良かった。
 初日の危険箇所といえば、ここくらいであろう。12:00にスタートして、15:30に到着。太陽の位置が低くなった15:00頃からは、太陽が川面を照らすことがなくなり、ちょっと寒かった。

 この日は温泉を省略し、一気に宴会モード。夏場は賑わう、ここ「鮎の瀬」の河原も、我々がほぼ独占。普段は四畳半の部屋に押し込まれている私も、この日ばかりは大地主だ。21:30頃、翌日のツーリングに加わるあきらKさんが、東京から到着。なおも宴会は続き、6時間以上飲み食いを続けた。

 翌日は、ここから岐阜市の千鳥橋を目指す。川に出てすぐに、白鳥と対面。驚かさないようにここを通過。
 丁度この時期、紅葉がいい感じであった。山の染まり具合は、ばっちり。いいときに3連休があったものだ。



 岐関大橋の手前に、長良川で最も危険な個所がある。本流上にテトラポットが入れられており、カヌーが張り付いているのを何度も目にしたことがあるポイントである。命を落としたパドラーもいるかもしれない。ここの左端を漕ぎ抜けることもできるが、私はライニングダウンした。
 あとは、ひたすら瀞場との格闘である。トイレにも行きたくなってきた。ゴールの千鳥橋まで排泄欲を押さえつつ、必死こいて漕ぎ続けたのだ。ひとつ手前の藍川橋にも、トイレを設置してあったなら、3千円を払ってでも用を足したことだろう。いやー、とにかく辛かったよ、まじで。

 水位は低かったものの、水量不足によるライニングダウンはなし。二日とも、雲一つないウルトラ快晴で、気温も高く、絶好のツーリング日和であった。ただ、私は2日目のツーリングに帽子を持っていくのを忘れ、11月にも関わらず、かなり暑かった。昼食時には、コンビニ袋を帽子代わりにし、怪しいおじさんと化したものであった。
 晴天時のツーリングでは、帽子はサンダル以上に大切なものである、という教訓を得たのであった。

(おわり)