那珂川カヌーツーリング (2003/5/17〜18)

なかがわ 栃木県烏山町〜茨城県緒川村
流域内人口密度 279人/平方キロ
リアルタイム水位 小口 ツーリング当日は0.77m
駐車場 下野大橋下流右岸側 いくらでも
新那珂川橋下流左岸側 いくらでも
トイレ スタート あり
ゴール 一応あるが、鮎の塩焼き屋の客専用か?
買い出し この区間内にはない
温泉 やまびこの湯からすやま(400円)
下野大橋〜新那珂川橋  16.1km  0.9‰ ひとこと 関東地方のツーリングのメッカ。初心者でも川を十分に堪能できる。
鮎釣り師が極めて多いようで、解禁から9月頃までは自粛した方がいいかも。

 私自身初めての関東の川である。
 関東の代表的なツーリングゲレンデといえば、この那珂川であるから、ココを漕ぐことで関東エリアを制覇したことにするのだ。

 初日は7人。まさりん・バジル&トビー(犬)・ミヤモト・あら・しぃーちぃー・くご・ゴンである。

 寒〜い中、大瀬に10時に集合し、下野大橋へ。あらさんと私がポリ艇、くごさんがおニューのダッキー、あとはファルトだ。
 この河原からは、他のグループもツーリングを始めるらしく、準備中の人が多い。

 くごさんの進水式もなく、12時頃に出発。
 記憶に残る出来事もないまま1時間ほど漕いで、昼食休憩をしていると、川を下っていくぽからさんに会った。5年振りくらいかな。ずいぶん久しぶりである。

 再び漕ぎ出すと、休憩中のぽからさん御一行を、今度は逆に追い越した。次にお会いするのはいつになるだろうか。

 キャンプ地が近づいてきたところで、しぃーちぃーさんは対岸に上陸し、焚き火用の薪を拾って、運んできた。バジルさんも車で薪を3束持ってきているので、一晩はこれで大丈夫そうだ。
 着替えたあとはやまびこの湯からすやまに寄る。

 夜は焚き火を囲んでダッチオーブンやらスキレットを使ってのご馳走であった。

 朝。全員がまだ揃う前で、ボーっと椅子に掛けていると、「あ、ヤマセミだ。」と、くごさんが言う。私もたまたまそちらを見ていたので、初めてヤマセミを目にすることができた。あれが巷で評判のヤマセミなのか・・・
 水面近くを一直線に飛んでいく、白いけど微妙に青灰色掛かった憎いヤツ。それがヤマセミだ。羽の動かし方にも、どことなく特徴がある。

 この日はrumiさんも合流して、大瀬から新那珂川橋までを漕いだが、この途中でも、一度ヤマセミを見かけた。もう覚えてしまったかも。むふっ。

 新那珂川橋をくぐり、茨城県に入って100mのところでゴールした。
 この二日間はだーれも沈なし。トビーも泳がされることはなかった。

 那珂川は、ファルトパドラーも集まる、のんびりツーリングができる大都市近郊の川という点で、関西で言えば、さしずめ木津川である。ただし那珂川の方が、道路が川から離れており、景色がいい。さらに水量も多く、こちらの方が楽しいと感じた。
 関東地区の初心者は、結構恵まれた環境にあるのかも。

(おわり)