すいごう | 滋賀県近江八幡市 | |
駐車場 | START/GOAL 近江兄弟社のグラウンド脇 | |
トイレ | 西の湖園地 | |
買い出し | 付近になし? | |
温泉 | 付近になし? | |
ひとこと | 桜の時期には多くの観光客が訪れ、カヌーも多い。 |
西の湖は右にどーんと広がっていて、その向こうの山には織田信長の墓があったりなかったりするのだ。
西の湖の端をかすめ、いくつも分岐している水路を漕ぎすすむと、よしの大竜神がある。「大」がつくほど立派ではないような気もするが、その御利益は「大」なのかも。
その先もぐねぐねと漕いでいくと、若干の流れを感じられる箇所もあった。西の湖が標高85m、琵琶湖が84mなので、やはり流れているのだ。つまり、一周するとどこかで漕ぎ上る必要があるということになるが、それがどこだったのか全然気がつかなかった。
水路の風景は、基本的に両岸を葦が覆っているというもので、ヒジョ〜に迷子になりやすく、地図を持たずに漕いだ私はどこを漕いでいるのか全く分からなかった。地図を見直しても、明確には思い出すことができない。国土地理院の2万5千図であっても書かれていない水路が多いようで、できればGPSの持参を勧める。GPSにもあまり水路は書かれていないらしいが、少なくとも軌跡を逆に辿ってスタート地点に戻ることができるはず。
その他の迷った際の対処法は、他のグループについていくとか、時折見えるグラウンドのネットをひたすら目指すとかが考えられる。
事前の月座さんによる下調べでは、このエリアでは一方通行なのではないか、という情報があったが、どうやらそれは商用船の話で、カヌーはその都度道を譲れば、そんなのかんけーねー、ようだ。
ちなみに葦とヨシは同じもので、アシは「悪し」につながるため、「良し」からヨシに転じたという話がある。←ウィキペディアより
左側にまた桜が植えられている区間があった。弱々しいが風が吹いており、時々花びらが舞い落ちてくる。カヌーの上でそれを見事にキャッチすることに二度成功し、長年の目標を達成することができた。
とまあ、漕がなければ進まないという難点はあるが、普通の河川ではなかなか見られない景色に覆われ、この時期の近江八幡の水郷は、静水としては一番いいフィールドではないかと感じた。
(おわり)