ちょうしがわ | 三重県海山町 |
リアルタイム水位 | 便の山 |
駐車場 | START 種蒔き権兵衛の里 停め放題 GOAL 右岸側JR鉄橋付近 停め放題 |
トイレ | スタートにあり。 ゴールは道路を挟んだ川と反対側にあり。 |
買い出し | 河口左岸部に町があり、スーパー2件。 国道42を北上するとコンビニ。南下すると道の駅。 |
温泉 | きいながしま古里温泉(500円) 狭いけど、肌はつるつるに。 鹿の湯温泉 シーサイドホテル望月ゆーゆー館 有久寺温泉 |
ひとこと | 水量は豊富とは言えないが、水質は抜群。 上流部は大岩ゴロゴロで、カヌーは無理。 |
種蒔き権兵衛の里〜河口のあたり 4.1km 2.2‰ |
銚子川は、尾鷲市に隣接した海山町の河川で、全長は20km程度しかなく、流域面積はかなり小さい。でも、一週間雨が降っていないというのに、ぎりぎりツーリングができそうなくらいの水位があった。さすがに日本有数の多雨地域である。
オートキャンプ場の堰の上流側には、流域に集落と呼べるようなものはなく、従って、水質は特級品なのだ。
スタートは「種蒔き権兵衛の里」という公園の前の河原から。ここはキャンプの好適地であるが、お盆休みにキャンプするならここは避けた方がよい。どこでここの情報を得たのか、信じられないほどの混雑ぶりで、辟易すること間違いない。
この日の天気予報は、南へ行くほど悪く、北はまずまずという事になっていたので、みんなには出来るだけ左岸を漕いだ方が天気が良さそうだとアドバイスしたのだが、誰も相手をしてくれなかった・・・
スタート地点でで透明度の高い水に見とれながら、しばしウォーミングアップ。河原の対岸に生えた木から、ターザンロープがぶら下がっていたので、それを掴んで川へダイブしてみた。5月に川に飛び込むのは、私自身初めてかもしれない。5月にしては異例の暑さであったのも確かだが、そんな気にさせるほど、水がきれいだったのだ。
瀬は皆無と言ってもよく、ライニングダウンはしなかったものの、ザラ瀬では水量不足に難儀した。
右写真の中央上部には、2匹のチョコボールのキャラクターを描いたような看板が見えるが、これは権兵衛の里の広告用なのだ。
川が右に直角に曲がってから、狭い水路となった。左岸に茂った低木がイイカンジ。
間もなく国道の下をくぐるが、この辺りから急に川底の苔の色がビビットグリーンに変化した。海水が入り込んでくる影響なのだろう。
海の潮加減に左右されるものの、「ゆらゆら帯」が現れる可能性のある地帯もココからである。ゆらゆら帯とは、川の水と海水の境目が目視できるようになった状態のもので、詳しくは次の授業までに各自で調べてA4三枚にまとめてくるように。宿題ですよ。
ちなみに、今回は誰もゆらゆら帯を見つけることができなかった。そもそも、カヌーを漕ぎながらそれを確認することは難しいように思ふ。
紀勢本線の鉄橋の下部には、たくさんのツバメの巣が作られている。ディーゼル列車がけたたましく走り抜ける橋の下で子育てして、大丈夫なのだろうか。ヒナの時にあの音に慣れてしまうと、音に対して鈍感になったりはしないのか、心配になった。
海が見えてきた。わずかな距離で、お手軽に海まで出られるが、やはり「着いたぁ!」という感慨がある。ちょっとだけ海を漕いで引き返してゴールへ。
で、このときのゴール地点には少々問題があって、上陸しやすく、車もたくさん置ける地点で上がったのだが、実は立ち入り禁止の看板が掲げてあったのだ。あとで気が付いたんですけど。だから、今回のゴール地点は内緒。右岸側JR鉄橋下にゴール適地があるので、そちらを利用するのがいい。公衆トイレもある。
ちなみに、カワセミは三羽見かけた。
もひとつちなみに、河口で合流する船津川は、平常時には水位が全くなく、川が途中で途切れたりもしているので、大雨のあとくらいしか漕げなさそう。
最後に、宿題の答え合わせ。
ゆらゆら帯に関しては、こちらのサイトが一番詳しいと思います。
(おわり)
これがゆらゆら帯だぁ | |
2004/8/13に撮影した私の足。深い部分だけがガムシロップを流したように見える。もちろん無修正。 | 水中の断面は、こんな感じ。下半分の海水部分は濁ったように見える。 |
四万十川では、ゆらゆら帯に相当するものは中村市の赤鉄橋あたりで現れるらしいが、こちらは海水よりも河川の水の方が濁っているらしい。従って、上からのぞき込んで観察するには不向き。 ・・・NHK情報 それだけ銚子川は偉大であるっちゅうことやね。 |