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たき火は優れものです。

明るいし、暖かいし、ゴミは燃やすし、心を落ち着かせてくれます。

でも火を育てるのがちょっと難しかったりもします。
木材の配置
通常のたき火は木材を四方八方から放射状に重ねるやり方が一般的なようですが、私たちのやり方は、木材を平行に並べるフィンランド式(正式名称とは思えないけど)です。
両者の比較をしてみましょう。
  ノーマル フィンランド式
木が燃えて「ガコンッ」と崩れ、火の粉が舞って、風下の人が大騒ぎ 起こりやすい ちょっと起こりにくい
木の隙間への酸素の入り込みやすさ 困難 ちょっと入りやすい
周囲の明るさ ちょっと暗い
(木が明かりを遮りやすい)
明るい
というわけで、ちょっとだけフィンランド式に軍配が上がるように思います。
使う木材は河原の流木を拾ってきたり、仲間が持ってくる建築廃材を使っています。
 
木材は放置したままだと微生物に分解されてやがて土に還りますが、その分解の際に発生するCO2と、燃やした際に発生するCO2は同量なので、その点で引け目に感じることはありません。
むしろ木材の有効利用をしていることになります。
火の起こし方
たき火を起こす際、いきなり大きな木材には引火しません。
まず新聞に火をつけ、その火で細い枝を燃やし、その火でもうちょっと太めの枝に燃え移らせて・・・という計画を練り、それを実現できるように木を配置し、それから着火させます。
木が湿っていてなかなか着火しない場合、私はストーブの上に木を置き、5分くらい火であぶってからたき火に投入します。でもそれで上手くいった試しはありません (^^;) 
そんな時は、プライドが許すのであれば、諦めて着火剤を使いましょう。 ガスバーナーで木をあぶっても構いませんが、着火剤の方が安い! 安いの嬉しい! 嬉しいと笑顔になる! みんな幸せ!
着火剤を使うとニオイが出ることがあるので、それが燃え切るまではその火で魚やマシュマロを炙ったりしてはいけません。
市販の炭は使ったことがありませんが、私なら最初から着火剤を使うでしょう。
また、キャンプ場では直火が禁止されているところもあるので、その際はたき火スタンド を使いましょう。
それと大切なことは、早い段階で風向きをチェックし、風上の席を確保しておくことです。そうすれば、何も考えずに風下を陣取った仲間が煙にむせたり火の粉に焦る姿を悠然と眺めることができます (^_^) ただし煙たいことろは蚊も苦手なので、その被害は比較的軽微で済むでしょう。。
火の育て方
火が消えかかってきたら、息を吹きかけたり、ウチワであおいだりするとおもいますが、それで復活しなかった場合、バーベキューファンを使いましょう。通称「水谷さん」(正式名称ではありませんけど)です。
これは途切れることなく空気を送り続けられる優れもので、値段以上の価値はあります。難燃処理を施した建築資材には敗北を喫しましたが、それ以外では連勝街道ばく進中です。
後処理
木材は燃やしきってしまうのが理想ですが、なかなか計算通りにはいきません。
私たちは残った炭は完全に消火し、その場に放置していますが、それを土中に埋めるべきという流派もあります。
石でかまどを組んだ場合は、それを元通りに壊した方がいいでしょう。
アウトドア&フィッシング ナチュラム

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写真協力:田畑くん
キャンプのようなもの